回転ドリルの刃は先端も大事ですが、軸の選別も重要なんです。
いつもありがとうございます。
本日ブログ担当のカネマツ長根です。
2日前に札幌へ行ってきました。
高速道路が札幌までつながってからは非常に便利になりましたよね!!
つながる前は帯広を出発し、日勝峠を越えて、樹海ロードと通り3時間半~4時間かかっていたのに、2時間半で札幌まで行けちゃうので、なまら近くなりましたよね。
札幌へ行く機会も増えちゃっている長根です(^^)
それでは本題に入ります。
今回は、穴あけ作業・ハツリ作業の必需品でもある、
ハンマドリルのご紹介...、ではなく、
ハンマドリルに装着する先端工具の軸についてのご説明をします。
こんなに軸の種類があるのーーー!!
先端工具の軸ですが、コチラは『シャンク』と呼びます。
ちなみに『シャンク』とは柄の部分の事をいいます。
そのシャンクですが、形の違う数種類シャンクが存在します。
それはお持ちの電動工具によって違うのです。
※カネマツ店舗に置いてある先端工具
『ストレートシャンク』や『六角軸シャンク』に『SDSシャンク』 、
だいたいこのあたりが主流ですかね。
それぞれのシャンクを見比べてみよう!!
『ストレートシャンク』
先端から軸まで同じ径なのが、ストレートシャンクです。
軸の形状は丸い形をしております。
このストレートシャンクは振動ドリル(チャック式)で使います。
チャックには『10㎜チャック』と『13㎜チャック』の2種類あり、
先端の刃の径とシャンクの太さが一緒である『ストレートシャンク』には、
13㎜以上のストレートシャンクは存在しません。
だって入らないですからね!!
ストレートシャンクでドリルの刃が13㎜以上は、『ノス型シャンク』と呼び、
軸は13㎜シャンクで刃の部分とのつなぎ目は段差になっているものです。
※コチラが『ノス型シャンク』。
ですから、13㎜以下は『ストレートシャンク』、13㎜以上は『ノス型シャンク』となります。
『六角軸シャンク』
軸の形状が六角になっているのが六角軸シャンクです。
六角軸にも、数種類ございます。
小さい順にご説明すると...、
6.35㎜、13㎜、17㎜、21㎜、30㎜ とあります。
コチラが6.35㎜軸はインパクト用のドリルの刃です。
コチラが13㎜軸はハンマドリル用のドリルの刃です。
17㎜以上の六角軸シャンクは、
電動ハンマ用でドリルとは違いますが、回転の無い先端工具によく使われています。
『SDSシャンク』
コチラがSDSシャンクのドリルの刃です。
シャンク部分にミゾが入っているのです。
そもそも『SDS』とはなんでしょう...。
SDSとはドイツ語で『Steck・Dreeh・Sitzt』
ってドイツ語は読めませーーーん!!
『差し込み・回すと・固定される』との略だそうです。
ですのでSDSシャンクは特殊な形状をしています。
SDSシャンクには2種類あって、
『SDSプラスシャンク』と『SDSマックスシャンク』があります。
形状が少し違うのです。
けど見分けるポイントがあります。
左の『SDSプラスシャンク』は軸の太さが10mm。
右の『SDSマックスシャンク』は軸の太さが18mmとなってます。
それぞれ専用のハンマドリルにしか装着できないのでご注意を!!
だいたい伝わりましたか??
シャンクの種類はまだあるのですが、
ご紹介した3種類を憶えていたらなんとかなるでしょう!!
もし自分の使ってる電動工具のシャンクがわからなくなってしまったら...
使っていた先端工具を持ってきてください!!
これが絶対に間違えない方法です。
今回は先端工具のシャンクについてのご紹介でした。
長根 浩路(こうじ)
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