~プロフェッショナル~『左官の流儀』十勝の”トイチセ”
こんにちは、早く連休よ来いっ!!
今日入れて、後2日寝るとお盆休みに入りますが、とても待ち遠しい五十嵐です(^_^)v
13日はここ十勝で最も有名と言ってもいいでしょう、第64回勝毎(かちまい)花火大会が今年も開催されます。今年はあるお昼の情報番組で花火ランキングを放送していたのですが
な、な、なんと、この勝毎(かちまい)花火大会が全国で堂々の2位を獲得していました
\(^o^)/
僕も去年の花火大会にはお客様からチケットを頂いたので会場まで行き、観覧しましたが
花火はもちろんきれいでしたが、人の多さにかなりびっくりしました^_^;
僕がまだ少年時代だった頃はここまで人も多くなかったような気がしたんですけど、今では
全国2位になるだけもあり、十勝管外はもちろん、道外からも花火を見に来る方が多く
十勝っ子としては、とてもありがたい事だとつくづく感じます(^_^)
と、言う事で長くなってしまいましたが、弊社カネマツのお盆休みは
8月13日(水)~8月17日(日)
迄となりますのでなにとぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
さて今回が最後となります。
~プロフェッショナル~『左官の流儀』今回紹介します建造物はある土木建設屋さんの社屋なのですが、とっても素晴らしいので紹介します。が、実は紹介する建造物現在は残念ながらもうない建造物となってしまいました。
そしてこの紹介する建造物も以前から紹介させてもらっています、カリスマ左官アーティスト久住章さんのセンスが随所に光る作品ばかりです☆彡
トイチセ(土の中の家)
ここが、ある土木建設屋さんの社屋だったところなのですが、草木がうっそうとしていますが北海道には先住民族のアイヌ民族がいます。
そのアイヌ民族の言葉で『トイチセ』という言葉があるみたいで、これを訳すと(土の中の家)と言う意味になるそうです。当時この建造物があった時、敷地外から見るとただの山しかみえませんでした。それは建物の屋根が緑化されていて、ある意味この言葉通りの建造物でした。
別の角度からもう一枚
この建造物が建築されたのは、1999年に竣工で、今から15年前の建造物だそうですが
屋根の緑化も最近では、多くなってきましたし良く聞きますが、15年も前からこういう建造物をしかもここ十勝で設計されたのも、先進的だなと感じます。
ちなみにこの建造物は十勝にも事務所があります、 『象設計集団』の設計だそうです。
そして中へどうぞ・・・
この画像は事務所内の高い位置からと低い位置から撮影したものですが、色使いがとても豊富で事務所という僕のイメージが180度変わってしまいました。
そして明かりを取り入れる為、窓が大きく、少しトーンを落としたピンクの窓枠の色使いも
この空間では、とても合っていますよね(^^)d
そして事務所入り口のカウンターを見てください。
これは以前にも紹介しました、イタリアン磨きの左官の技術のひとつです。
磨き抜かれたカウンターが角度によって鏡のように見えてますよね
淡いグレー色が落ちついた空間にあっていますよね。
この事務所の内装壁はほとんどが左官で仕上げられています。
別の壁ですが近くで見てみると・・・
これは左官の中にワラみたいなのをを入れています。左官はワラだけでなく、石や 砂・貝等を入れるとこのように、良い感じの模様として浮かびあがってきます。
この事務所で使用したワラみたいなものは、いったい何を使用したのかわかりませんが
この中にも十勝にまつわる材料がきっと、使用されているのでしょう。
この枠も左官で仕上げてあり、近くでみると先ほどの画像のように、ワラのような材料が使用されています。しかも軽くR型になっているのがわかりますか?
これも新建材といわれる建築材料を使用すれば、早くそれなりに見えますが、結局この空間ではそれなりになってしまい、質感・見た目共にイメージが変わってきてしまいますよね。
この太い円柱もイタリアン磨きで仕上げた左官技術です。
先程お話しした、淡いグレー色の磨きと違い、明るい綺麗なオレンジ色をした太い円柱ですよね。
これは同じオレンジのイタリアン磨き仕上げをした別の柱を近くで写した画像ですが
マーブル調にキレイに磨かれています。
柱の角も軽くアールになっていて、この空間に合う柔らかいイメージがします。
最 後 に
今回で最後の~プロフェッショナル~『左官の流儀』はどうだったでしょうか??
カリスマ左官アーティストの久住章さんの左官もかなりおもしろいですが
今回紹介いたしました、建造物は現在は残念ながら今はも無い建物となってしまいました
この建物を所有していた、土木建設屋さんが現在は会社を辞めてしまい、結果事務所を
使わなくなってしまった事と維持費もかかるのでこの素晴らしい建物もなくしてしまったようです。
建物も素晴らしい物が出来た時、ある意味素晴らしい作品となります。
しかしその素晴らしい作品も維持ししていくには費用もかかるし、次にこの建造物を使う誰かがいないと、結局取り壊されるという事になってしまいます。
しょうがないと言えど、さびしい限りです。。。
今回はもうない建造物ですが、誰かにこの建物の素晴らしさも含めて
紹介したく、ブログで紹介してみました。
ではお盆休みに入る方は連休楽しんでください(^_^)
それではまた☆彡
五十嵐大介
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