手すり取付けの基礎知識 その2
こんにちは! カネマツ 手すり担当 野田です。
前回は、室内手すりの種類や金具のつけ方と場所などについてお伝えしましたが、今回は、取付け位置のサイズについて書いてみようと思います。
どんな高さ?どんな幅で?
まずは”高さ”。本来は、手すりを使用する方の背の高さによって、手の添え方も変わります。例えば、腰が曲がっているおばあちゃんが使うとすると、おばあちゃんの手の届く範囲で付けることになりますが、一般的には床から750mm~800mmの高さが標準となります。
下記の図は身長155㎝くらいの人の目安です。(年金バリアフリー住宅基準H11.4版より)
こうしてみると、いろいろなサイズに囲まれて暮らしているんですね・・
手すりが連続していると家の中を自在に移動できます
階段手すりは ”降りる時の利き手側” となります。もちろん、両方に付けてもOKなんですがそうなると、階段が狭くなっちゃいます。一般的には壁側に付けていくのが多いですね。
階段はもちろんですが、玄関先は段差に合わせて ”できるだけ連続した手すり” が必要です。連続するには直ジョイントや自在ジョイント、Lジョイントなどの部材を使用しながら長く付けていくことになります。
ジョイント接合と壁付部材はこのようにして100mm以内に壁に固定するようにします。
いろいろと決まり事がありますが、安全を確保するためには大切なことですね
トイレの手すりは、「立ち上がり」「腰掛け」のどちらの動作もあるので、立ち上がる時の”縦棒”、便器に座る時に体を支える”横棒”の二種類が必要です。なので便器横には”L型”の手すりが適しています。
ということで、簡単ですが、室内手すり取付け位置サイズの基本をお伝えしました。
室内手すりは、玄関、階段、トイレなどの他、浴室、また屋外用の手すりもありますが、室内は何とか自分で取り付けられるものもありますが、浴室、屋外用は専門の道具や工具が必要だったりします。こちらの施工の方はプロの方に任せた方がおススメいたしますよ!
今回使用した図は、マツ六株式会社の「住宅改修マニュアル」などからご紹介しています。それじゃ、どんな商品があるの?というご案内は「バリアフリー建材カタログVol.12」という、とてもバラエティに富んだカタログがありますので、こちらをご参考にしてみてください!
カネマツにも多数在庫がありますので、「カタログじゃなくて、実際にモノを見たらイメージが湧くんだけどな~」って思ったら、善は急げ!でカネマツにお越しくださいね!
野田 香
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