手すり取付けの基礎知識 その1
こんにちは! カネマツの仕入れ担当&手すり担当 野田です!
突然、”手すり担当”などと名乗っていますワタクシ、実は 「福祉住環境コーディネーター2級」というのを所得しております。この資格を得るのは、ケアマネージャーやバリアフリーショップのお仕事をされている方が 多いのですが、たまたま当社でバリアフリーの商材を扱うことになった時に、 ついでに勉強しちゃおう!と思ってガンバッて試験を受けました。そこで今回は、手すりを付けるという時に、基本のきの字のところをお伝えしたいと思います。
手すりのつけ方って?
まずは、手すりのつけ方の基礎知識ということなんですが、そこには ①手すり棒の太さ ②金具のつけ方 ③どの場所に付けるか など、いざやってみようとしたときに頭の中が真っ白になりかねない所を、そうならない”ベースの知識”があるということが分かりました。
手すり棒はどんな種類があるの?
これは室内階段手すり。 この手すり棒の太さは35mmで、ディンプル加工などされていないシンプルな木製丸棒です。一般的に、35mmと32mmの太さがあり、ディンプル加工(握りやすいようにデコボコ面に加工)してあるものもあります。
色もクリア色、ブラウン色、オーク色、無塗装(内装のイメージに合わせて塗装することができます)などがあります。素材もタモ材、アッシュ材などがあり、形も、”小判型” ”三角型” など、メーカーによって色々なものが商品化されています。
取付け時の注意は?
このお宅の場合、新築時に取り付けしているので下地の確認も難しくなく、900mmピッチで 飛ばしています。(90センチの幅で金物を取付けしている、という意味です )
35mmの丸棒の場合は900mmピッチ以下での取付けが基本ですが、32mmの手すり棒の場合、700mmピッチ以下の幅で取付けしなければなりません。
角の入り隅のジョイント部の脇は100mm以内に金物を取り付ける必要があるのでなるべくスッキリと見せるため このようにしています。
ケースバイケースの時もある!
ですが、リフォームというか、新築時に取り付けされなかった場合は下地から確認が
必要です。
こんな風に、Rの局面の廻り階段(らせん階段)の場合、900mmピッチでの飛ばし方はできません。 この場合は下地が鉄骨なので、鉄骨用のビスも使用しなければなりませんでした。 実は、この取付けは、私が頑張って施工したのですよ~(一人でやったわけではありませんが)
でも、曲面の壁でも取付けられるものなんですね。使用部材の選び方が重要になっているので、まずは、図面なりで確認してから部材の計画&組立を考えていくとスムーズに施工ができるのです。
そんなに選べない・・・ここまでしなくっても・・・という場所でしたらセットのパックになっている 商品もあるんですよ!
左から「L字に取り付けできる(主にトイレ用)セットパック」 真ん中と右側は I型手すり
真ん中(800mm)右は(600mm)です
玄関やトイレに腰掛けるときに補助になるタイプの手すりもあるので、どうやって部材を選んだらいいかな~ってお悩みの方は、どうぞカネマツに見に来てくださいね!在庫もありますので、モノを見ながらご相談にのりますよ!
室内手すりの基礎知識はまだまだありますので、またお伝えしたいと思いま~す!
野田 香
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