塗り壁の選び方!
いつもブログを見てくれてありがとうございます。7月に入り。十勝・帯広はカラッと晴れない日々が続いていますがちまたでいわれる「蝦夷梅雨」なのかな?皆様、元気でお過ごしでしょうか?マツジンこと松本 仁です。
今回のブログは塗り壁の事にちょっと触れてみようと思いますね。
塗り壁の基準って!?
先日、スタッフの五十嵐のブログで「左官の流儀」ことを書いていましたが
皆さま、塗り壁の家に住みたいと思った時。何を基準にしますか?
調べてみると~
スイスの家(教会?)イケダコーポレーションより
こちらはアメリカの家の写真(ブライトン株式会社より)
などなど・・・・様々ありますよね(選択に困る)
この写真はどれも塗り壁を採用しているんですよ~。じゃあ何が違うのか?
自分勝手に解説しまーす。
塗り壁の種類
大きく分けて2種類なんですよ~
①樹脂系タイプ~「日本古来から使用されている漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)」
②無機質系タイプ~「ヨーロッパ・北米で使用されている大理石などを砕いている」
現在、日本ではどちらも多く流通しています。
どちらのタイプも健康建材のバロメーターで、F☆☆☆☆(フォースター)と言うのがあります
フォースターとは化学物質の基準値を数字で設けて、その数字未満でないと商品化ならないよ~という基準です。シックハウスにならないためですね!
日本のフォースターは世界基準(WHO)の基準より厳しいですよ。
フォースターの商品は日常生活にも結構あったりするんですよ~
例えばこの木工用ボンド(ちょっと業務用ですけど)緑の所に「☆4つです」
基準に適合したボンドです。以外に皆さんの近い所にもあるかも~いろいろ探してみてくださいね~。
話を戻しまして、
樹脂系の特徴は健康素材。調湿(湿気を取る)や防火性や防音に優れているが、ザラザラ感(擦れやすい。過去に服が破れたり、すり傷になった事ないですか?)
無機質系の特徴は健康素材。静電気に強く。弾性(伸びに強く)撥水性(水をはじく)耐候性(寒暖に強い)などがあります。
決め手は?
外見のバランスと建てる場所だと思います。
なぜか。見た目はカッコイイに越したことは無い事
例えばこちら
屋根と塗り壁のバランス良いすよね~見た目大事!!!
そして、建てられる場所の四季の日照など考慮した方が良いです。
北海道も最近「蝦夷梅雨」なんて言葉があるくらい湿度が高い日が多くなり、
木造住宅の寿命は構造体である木材をいかに水分に触れないよう(カビさせない)と言っても過言では無いのです!
そこで無機質系は弾性と耐候性と撥水性を強く優れていますのでお勧めです。
樹脂系との違いの大きな特色は弾性です。それは伸び縮みに強いことです。
木造住宅は微妙に動きます(はっ?)
木材は水分を少なからず含んでいます。
特に季節によって湿度が変化するのと同じで木の水分を含む量も変化するので木が太ったり痩せたりを繰り返します。(目では判別できませんが・・・・・)
そこで塗り壁材はその変化に耐え切れずヒビ(クラック)が入る可能性がありますが
それを打破するには弾性の強いものをお勧めします。
そのひとつがスタッコラーストEです。
この続きは次回へ
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