地鎮祭についてまとめてみました!!
昨晩より発令された”大雪警報”で30cm以上の雪が降って、除雪でくたくたなカネマツ営業の郷です!
昨日は札幌で開催されていた建材の展示会に日帰りで行ってきましたが、移動時間約6時間+滞在時間約6時間のハードスケジュールでかなり疲れましたが、各メーカーの新商品を実際に見れて良かったです!
さて、 前回のブログまで”地鎮祭”について計3回に渡り書きましたが、今回は総集編としてまとめてみました!
地鎮祭とは。。。
マイホームガイド様 ホームページより
”地鎮祭”(別名とこしずめのまつり)とは、工事や家を建てる時等で土地に手をつける際着工前にその土地の神である氏神(うじがみ)様を鎮め、工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことです。
一般的には、その地域の神主さんが執り行うを”神式”と施主様の菩提寺の御坊さんが執り行う”仏式”があります。※ただし仏式の場合は”起工式”と呼びます!
地鎮祭は慣例的には吉日を選んで行なわれることが多いので、吉日とされる大安または先勝に行ないます!
ちなみに自分が家を建てる時には神式で行いましたが、前職の時に施主様の意向で施工側として仏式も出席した経験があります!
地鎮祭ってするorしない!?
一般的にはする方が多いとは思いますが、調べてみると意外としてない方もいらっしゃるみたいです!(驚)
自分が家を建てるときは行いましたが、やはり家を建てる人間としての決意的な意味合いもあったと思います!
仮に地鎮祭しないから何かあるなんて事はないでしょうが、もし工事中や完成後に家で事故や不幸があったりすると『やっぱり地鎮祭しなかったから。。。』なんて周りから言われたら嫌ですし、自分もそんな風に思いたくないので”個人の気持ち”だと思います!
自分の地鎮祭での裏話ですが、家を帯広市内で建てたので本来は地域の神社である帯広神社の神主さんを呼んで執り行うところですが、たまたま生まれ育った地域の神主さんと知り合いで地鎮祭の話をしたところ『私がやりましょうか!?』とお答えが。。。(なんでも、その地域の神社に話を通すと越境してもOKとのことでした!)
そんなことで話がとんとん拍子に進み、自分の地鎮祭は知り合いの神主さんにやってもらいました!
地鎮祭には何が必要なの?
”地鎮祭”をする場合、施工する工務店さんが用意をするものとお施主様が用意するものがありますので必要な物を説明したいと思います!
工務店さんが用意するもの
◎ 祭壇類
◎ 注連縄(しめなわ)
◎ 盛り砂
◎ 鍬(くわ)や鋤(すき)
一般的に”地鎮祭”で使用する道具類を用意してくれると思います!他には、雨が降っても行えるようにテントや紅白幕などがあります!
ちなみに”地鎮祭”で使う”鍬”(くわ)や”鋤”(すき)は本物を使うこともありますが、地鎮祭用に白木で出来たものを使います!当社でも取り扱っております!
お施主様が用意するもの
【お供え物】
◎ お酒 (1升)
◎ お米 (1合)
◎ 塩 (1合)
◎ 水 (1合)
◎ 海の物 (尾頭付きの魚・スルメや昆布などの乾物)
◎ 山の物 (大根や人参などの根菜・胡瓜や茄子などの生り物)
◎ 果物 (季節の果物・りんごやみかんなど)
用意する量やものは一般的なものを書きましたが、地域によっては違うこともありますので確認してみてください!
お酒は1升瓶のものあればOKです!自分のときは縁起の良い名前のものを選んで用意しました!それがこちら↓↓↓
地鎮祭が終わった後に御神酒として振る舞酒に使いますのでグラスや紙コップを用意しておくと良いと思います!
あと尾頭付きの魚は一般的に縁起を担いで”おめでたい”のたいの字を文字って”鯛”を使うことが多いと思いますが、鯛が用意できない場合は他の魚ででもOKだそうです!調べてみると、北海道では鯛の代わりに鮭やめんめ(きんき)を使うこと地方もあるそうです!
◎ 初穂料 (神主さんの謝礼)
”地鎮祭”を執り行ってもらった謝礼になります!金額の相場がありますのでその範囲内でお渡しすればよいと思います!
用意するもはだいたいこんな感じですが、地域などで多少の違いがあると思いますので工務店さん確認してみてください!
地鎮祭の準備・手順
”地鎮祭に必要なもの”を使って準備をします!大抵の場合、施工する工務店さんが準備してくれます!
祭壇の準備
土地または建物の中心に設置し、南向きか東向きを正面にします。これは太陽の日が当たる方向へ向ける意味合いがあります!
祭壇の周りを四方囲むように支柱(笹竹)を立て、注連縄(しめなわ)を張ります!
注連縄の張り方は、祭壇が南向きの場合は北東の角から時計周りに張り、祭壇が東向きの場合には、北西の角から時計周りに張っていきます!
祭壇に向かって右側に盛り砂を置き榊(さかき)を立てます!榊は神主さんが用意してくれますが、ご自分でする場合に榊が手に入らなければ常緑樹の枝葉でよいそうです!
上の写真は自分の住宅建設時の地鎮祭の準備風景です。準備は大工さんと一緒に自分でしました!
地鎮祭の手順
準備が整ったら、いよいよ地鎮祭本番です!あとは神主さんに進行をお任せしますが地域によって地鎮祭の進行が多少の違いがあるかもしれませんが一般的な手順を説明します!
①修祓(しゅばつ)の儀 参列者の心身を祓い清める儀式です。
②降神(こうしん)の儀 払い清めた祭壇に神様をお迎えする儀式です。
③献饌(けんさん)の儀 神前にお供えものを捧げる儀式です。
④祝詞(のりと)奏上の儀 神様に工事の安全を願って祝詞を奏上する儀式です。
⑤四方祓(しほうばらえ)の儀 祭壇に供えられた御神酒、米、塩、を中央及び
四隅にまいて土地をお祓いをする儀式です。
⑥鍬入(くわいれ)の儀 苅入(かりそめ-鎌入れ)及び穿初(うがちぞめ-鍬(すき)入れ
と鋤(くわ)入れ)のする儀式です。
⑦玉串奉奠(たまぐしほうてん)の儀 玉串(榊)を捧げ工事の無事安全を祈って
神様への崇敬の心を表す儀式です。
⑧撤饌(てっせん)の儀 神前に進みお供えものを下げる儀式です。
⑨昇神(しょうしん)の儀 降神の儀でお迎えした神様に神前から帰す儀式です。
⑩直会(なおらい)の儀 参列者で御神酒のおさがりを頂戴して乾杯する儀式です。
大体、このような流れで地鎮祭が執り行われます!もし地鎮祭をやることがあれば、少し覚えておくと当日あまり緊張しないかも。。。!?
それでは今回はここまで!
郷 征巨(まさなお)
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