会長の胸に去来したものは‥坪井さんセミナーより

更新日：2014年12月09日　カテゴリー: セミナー・講演.　投稿者：野田香

こんにちは！12月も二週目に突入！しかしながら、とかち帯広は全くといっていいくらい雪が降らず、しかも一日マイナス気温にもならずといった日が続いてます。先日も日本海側・オホーツク海側は大荒れのお天気だったというのに、十勝・釧路地方は風が強かったものの、青空な日々を過ごしました。

さて、先日の12月の社長ブログにもありましたが、カネマツに”代表取締役無職”坪井秀樹さんが来られてビジネスセミナーを開催しました。2時間半に渡るロングバージョン。次の日の釧路でのセミナーはきっちり2時間。釧路のセミナーのついでに寄っていただいたのに恐縮でした。釧路でのセミナーには私は参加しませんでしたが、こちらも大盛況であったと聞いています。

坪井さんのセミナーに心揺さぶられる

ビジネスセミナーはこの世にあまたありますが、とっても感動をいただいたセミナーでした。私にとっては「マネジメントとは？」という一つの答えを導き出す興味深い内容で、坪井さんが今まで社員もパートさんも若い人たちに目を配り、声を掛けてきたことの中から上から目線ではなく同じ目線と共感で、会社を上場企業に育てた、そして人も育てたんだなあーと感激したセミナーなのでした。

冬枯れの中でしみじみとする今日この頃・・・

私の感想はともかく、カネマツの会長が当日、最初から最後までセミナーを聴きとおして深くうなづいていたのが印象的でした。手の甲にメモまで取って、ずっとじっと聴きこんでいたのです。次の日、会長に感想を聞いてみたところ

「いろいろなことを考えて眠れなかった」

と言うではないですか。えー会長が？珍しいじゃないですか？？と問うと

「昔のことを思い出して興奮して眠れなかった」

とおっしゃるではないですか。

カネマツの会長は、人の話を聞いてあまり左右されないというか、動揺しないというか、どっしりと構えた人なんですが、坪井さんの話には少なからずショックを受けたようでした。会長は色んな立場の人や色んな世代の方々のお話しを聞く機会が多いのですが、坪井さんの講演には心を揺さぶられたのです。

じっと聞き入る会長（その後ろが社長）

話がすーっと入ってきて「合う」んだったと。そんな昔のことを思い起こさせる話の中で

会長いわく

「坪井さんの話は勢いがあって、お客さんを引き込んでいく面白い話の中でその人の心の中に入り込んで、過去を思い起こさせる力のある話だった」

「思い起こさせた中で自分を振り返る。普段は考えもしなかった昔のことを思い出して興奮して眠れなかったんだった」

いままでの生きざまを坪井さんが語っている間、聞いている会長の胸の中でどこかの何かが掘り起こされたのかもしれません。

会長の創業40周年のご挨拶から

2012年にカネマツは創業40周年を迎えました。その時の会長の思いをＨＰにも掲載してます。

ごあいさつ
株式会社カネマツの創業40周年に際しましてご挨拶を申し上げます。昭和47年に貸店舗で商売を始め、現店舗には地域の将来性や立地条件を鑑みて昭和57年１月に帯広市西11条南2丁目に移転し現在に至っております。

自動車のセールスマンをしながら、商売を始めるにあたって何が伸びる業界か？と考え続け、業種として当時建築会社が多く建築件数の多い建築金物業界が最適だと判断し、勉強を重ね、準備をしてまいりました。

新潟三条からカタログを取り寄せ、大工さんや建築屋さんに金物道具の何を使っているか聞いて廻り、帯広の問屋と本州の問屋の単価を調査し、工務店の数と場所を調べ、商工会議所や帯広市の商業指導課をまわり、市内各所の立地条件の良い所を詳細に自分の目で確かめ、1年ほどかけて調査・分析して決めたのが昭和47年3月15日のことでした。このようにして情報収集をしてシビアに進めつつも、『どんな風に経営していくか？』と、未来予測を立てて夢を持って創業いたしました。あれから40年もの時が経つと思いますと、今までの歴史を振り返り、感無量であります。

これからの思いも・・・

代替わりした13年前も感慨深かったと思います。

平成１３年に長男の松本則夫が代表取締役に就任し、経営に参画しております。代替わりしてから、アメリカから輸入建材や輸入資材の販売を開始し、新たなステージに立っており、厳しい状況下においても一歩一歩と進み歩み続けている姿を見るに付け、初心を忘れずに建設業に携わるお客様のためにお役に立てたらと願っております。その思いは、共に商売を始め歩み続け、残念ながら昨年春に亡くなった家内も同じと信じております。

この間に看板奥さんのトシ江おくさまを亡くしていらっしゃるので、若く、元気だった頃のことも思い出されたのかも知れません。

なんだかしんみりしてしまいましたが、こうしてカネマツが永らく存在しているのも、会長やおくさんが、がむしゃらで一所懸命だった過去があるからなんだな～と私も感じ入ったのでした。来年は創業43年になりますが、ずっと継続していけるようにスタッフみんなで頑張らないとな～

しみじみしちゃいましたが・・・

これからも皆さんカネマツをよろしくお願いいたします！

ではでは～