スピードスケートの刃の研ぎ方をご紹介。誰でも研磨師になれちゃいます!!
いつもありがとうございます!!
本日ブログ担当のカネマツ長根です!!
前回のブログ、
『十勝はスケート王国。刃をメンテナンスすれば良いパフォーマンスが出来る!!』の、
続編を書きます。
前回の予告通り、
スケートの刃を研ぎます!!
研磨の道具一式ご紹介。
僕が小学生の頃スピードスケートを習っていた為、
研磨道具の一式を持っていました。
僕の娘が昨年の春に小学生となったので、
3学期から始まるスケート授業の為に実家へ帰省した時、
研磨道具一式を持たせてくれたのです!!
それがコチラ!!
20年前に使用していたので、
現在のモデルとは異なるかもしれませんが...
これさえあれば研磨出来るのです!!
・研ぎ台
・砥石①オイルストーン(OS-2500)#320細目
・砥石②ミラーストーン(OS-2000)#2500仕上げ
・バリ落とし用石1(中目の砥石)
・バリ落とし用石2(仕上げに使う砥石)
・研磨用オイル
・汚れても良いタオル
・汚れても良い手袋(軍手)
※今回はサンエススケート株式会社の道具一式で研磨します。
これだけ用意してあればスケート選手の刃も研げちゃうかも!!
では、まずは研磨の準備を!!
研ぎ台にスケート靴を設置
スケートがグラグラしないようにきっちり固定してください。
砥石にオイルを吹き付け
あらかじめオイルをスプレー容器に移しておき、
砥石にシュッシュッと吹きかけるだけ。(少量でOK)
さぁ準備OKです!!
さっそくスケートの刃を研いでみよう!!
まずはオイルストーンで研磨
丸くなっているスケートの刃を細目の砥石でシャッシャッと、
角が立つくらい研ぎます。
時間にして5分間くらい研げばOK
研ぎ方ですが、『Vの字研ぎ』と『8の字研ぎ』と色々な研ぎ方がありますが、
読んで字のごとく、『V』や『8』を描くように研ぐのです。
僕は『Vの字研ぎ』で刃の前側と後ろ側に分けて研ぎます。
ミラーストーンで刃を整える。
細目の砥石で刃を研ぐと断面がややザラザラのまま。
そこで刃のザラザラを整えてくれるのが『ミラーストーン』なのです!!
研ぎ方はいたってシンプル。
『Vの字研ぎ』の必要はありません。
まっすぐ押し出しては引いての繰り返しを2分間くらいですかね。
最後に忘れてはならない『バリ落とし』
研いだだけでは終わりじゃないですよ!!
『バリ』を落としてあげましょう。
スケート台ごと横に倒して『バリ落とし用砥石』で、
刃の横面を滑らせるように落としてあげましょう。(手を切らない様に気を付けて!!)
バリはきっちりと落としてあげないと、
せっかくスケートの刃を研いであげても、
バリのせいで氷上でツルツルし、刃が丸い状態と変わらないのですよー!!
実は本日、娘のスケート記録会!!
そうなんです!!
今日は小学1年生の娘のスケート記録会。
校庭のスケートリンクで250mのタイムを測定するみたいです!!
昨日、ちゃんとスケートの刃を研いであげたのですよ(^_^)
良いパフォーマンスを期待して!!
結果が楽しみなので、今日は早くお家に帰ろ~♪♪
な、な、なんとカネマツにも砥石が!!
ありますよーーーー!!
刃物の研磨が出来ますよーーー!!
ということで長くなりましたが、
研磨師・長根による、
『誰でも出来る、スケートの刃の研磨基礎講座』でした!!
長根 浩路(こうじ)
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